ブロック施工の方法を知る!基本知識やお手入れ方法をご紹介!

外構ではコンクリートブロックが採用されています。

ブロック施工や施工方法について、知らない方が多いのではないでしょうか。


「一戸建ての購入を考えている」

「一戸建てを相続したが、築年数が経過しており全体的にリフォーム・リノベーションの必要性がある」


このように悩まれている方がいることでしょう。


家の内装も大切ですが、それと同じくらい重要なのが外構です。

この記事ではブロック施工の方法や基本的な知識、お手入れ方法などをお伝えします。

外構工事の予定があり、ブロック施工の方法を知りたいとお考えの方は参考にしてください。


ブロック施工の基本を解説!

外構工事では、コンクリートブロックを採用することが多くあります。


ここでは、ブロック施工に用いられているコンクリートブロックについて基本的な知識を解説します。


コンクリートブロックとは?

コンクリートを成形したブロックが一般的に外構工事で使われます。

ブロックの中心部に穴を開け空洞を設けている点が特徴です。


コンクリートブロックは、JIS(日本工業規格)によりサイズや強度が定められているものが一般的です。

そのため、強度・耐久性に優れつつ、価格が比較的安価で採用しやすい点が特徴であり、魅力です。


また、デザインが施された化粧ブロックもあります。


構造はどうなっているの?

コンクリートブロックは大きく以下の3つの構造に分かれています。


層の解説 特徴


・砕石


・砕石を敷き詰めた層


・地盤の沈下を防ぐ


・基礎


・地中にコンクリートを流し込む層


・L字型の鉄筋が入っている


・ブロック


・コンクリートブロックを積み上げる層


・強度確保のため最下段は5~10cm程度地中に埋められる


上記のような構成でコンクリートブロックは作られています。

目に見えない基礎・土台の部分がしっかりとしているからこそ、しっかりと外壁としての効果を発揮できます。


どうやってつなげているの?

コンクリートブロックは、モルタルによって積み上げられます。

モルタルとは、セメントに水や砂を混ぜ込んだものです。


ブロックをそのまま積み上げてしまうと、強度や安定感が不十分なため、安全面の保証ができません。

そのためモルタルによる接着で、強度を高めます。

ブロックの接着面だけでなく、鉄筋を通している窪み部分にもモルタルを流し込みます。


コンクリートブロックの施工方法をご紹介!

コンクリートブロックの施工工事は、大きく分けると4つの工程で進行されます。

ここでは、各工程について解説します。


【基礎】土を掘って砕石を敷き詰める

まず、ブロック施工をする前に設置予定の場所にある土を掘り起こします。

ブロック塀を作る塀の高さに合わせて地面を掘り下げます。


具体的には、以下の通りです。


・浅い場合:20cm前後


・深い場合:50cm前後


掘り下げたあとの地面は柔らかくそのまま工事を進めると基礎としては不安定です。


そのため、砕いた石を敷いて安定させます。

敷いた砕石をならし、振動を与えて土を締め固める転圧といった作業をします。


【組み立て】型枠と鉄筋を設置する

基礎となる地盤が完成したら、組み立て作業に入ります。

具体的には、コンクリートを流し込むための型枠と鉄筋の設置作業です。


鉄筋は、コンクリートブロックの芯に該当します。

固めたコンクリートから飛び出るように設置するのが一般的です。


鉄筋の先端はとがっており非常に危険なため、工事中の工事現場に近づかないのが鉄則です。


【流し込み】コンクリートやモルタルを流し込み

型枠の設置が完了すると、ようやく流し込み作業に入ります。

コンクリートの流し込み作業は、広さにもよりますが1回で済む場合が多くあります。


ただし、完全に固まるには長い場合で5日程度かかるので、工事にかかる予定日数などを打ち合わせる際に覚えておきましょう。

モルタルを適切な場所に流し込めていないと、強度が不十分になる恐れがあります。

もし、不安がある場合には、作業状況を写真などで報告してもらうよう業者に依頼しましょう。


【仕上げ・完成】ブロックを積み上げてから表面を仕上げる

コンクリートが固まったらブロックを積み上げます。

下段ブロックの穴や接着面にモルタルを流し込み、積み上げる流れで作業が進められます。


コンクリートブロックが予定の高さまで積み上がれば、最終的に表面を仕上げて完成です。

表面に施す作業は、塗装やタイルの貼り付けなどです。


そして、最終的な調整を施して外構工事が完了します。


コンクリートブロックのお手入れ方法を紹介!

コンクリートブロックは屋外に設置されるため、環境からの影響を強く受けます。

少しでも長くきれいな状態を保ちたいと思う方が多いでしょう。


ここでは、コンクリートブロックのお手入れ方法などについてお伝えします。


水洗いでOK!高圧洗浄機の使用は注意が必要です

ブロック塀を手入れするときは、水洗いが基本です。

汚れが気になる場合は、濡らしたスポンジやブラシなどでこすりましょう。


また、排ガスやほこりなどの汚れは、家庭用の塩素系漂白剤を水で薄めて使用するときれいに落とせます。


もし、高圧洗浄機の使用で掃除をする場合には水圧に注意が必要です。

高圧洗浄機の水圧が強すぎてしまい、コンクリートブロックを傷つけるリスクがあるためです。

極力、ホースで水をかける方法で手入れをしましょう。


カビや苔ができる原因とは

ブロックに、カビや苔ができる場合もあります。

その原因は、カビや苔の菌がブロック塀にこびりついた状態のまま放置し、繁殖したためです。

これらの菌は、日当たりの悪い場所や湿気が多い場所を好むため定期的な掃除が必要です。


もしくは、カビ洗浄やブロック塀に防カビ作用のある塗装をプロの方に依頼しましょう。


まとめ

ブロック施工の方法やお手入れの方法について解説しました。

外構工事ではコンクリートブロックを使用する傾向が多くあります。


具体的な施工方法を知ることで、仕上がりに関して業者に具体的な依頼ができます。

もし、外構工事をご検討の方は株式会社IRONANO工業へご依頼ください。

適切な価格でご希望の外構工事を承ります。