カーポートに照明設備があると、夜間も安全に使えますし利便性が高まります。
照明があることで防犯にもつながりそうですよね。
カーポートに照明設備を取り付けるためにはコンセントが必要です。
そこで、コンセントの増設方法や注意点、おすすめの照明も紹介します。
ぜひ、参考にしてください。
コンセントを増設するメリット
カーポートにコンセントを増設することで得られるメリットは、どのようなものがあるでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
照明設置以外に得られるメリット
カーポートにコンセントを設置することで、屋外でも使用できる電源が得られます。
例えば、庭でBBQをしたいと思った時に、ホットプレートが使用できます。
また電気ケトルがあればお湯も沸かせますね。
BGMを流したい時も、音源のバッテリーの残量を気にせず、直接コンセントから電源供給を受けながらプレーヤーを使用できます。
洗車の際も役立つでしょう。
例えば高圧洗浄機などは電源が必要ですが、カーポートにコンセントがあれば使いやすいですね。
また、近年増えてきたEVバイクの充電もできます。
EV自動車については200Vの電源が必要なので、一般的な100Vのコンセントでは対応できません。
照明設置で得られるメリット
次にカーポートに照明を設置した場合のメリットについてもまとめます。
照明があることで、夜間など暗い時間帯での車庫入れが楽になります。
視認性がよくなるため、安全に車庫入れできるでしょう。
屋根があることで薄暗くなりやすいカーポート下の空間も、明るくなります。
夕暮れ間近など、暗すぎず明るすぎずという時間帯でも、視認性が下がる場合があります。
照明をつけることで視認性が高まる効果もありますね。
センサー式の照明を設置した場合には、防犯にも役立つでしょう。
何かが近づいた時に点灯するように設定しておけば、悪意を持った人が侵入しにくい環境になります。
コンセント増設の注意点
実際にカーポートにコンセントを増設する場合の注意点をまとめます。
DIYではできない
まず注意すべき点は、カーポートへのコンセントの増設は一般の方がDIYで行うことは通常できません。
コンセントの増設は、電気工事士の免許を取得していなければできないのです。
「すでに屋外コンセントがあるから、そこから延長ケーブルで引き回して設置すればよい」と考える人がいるかもしれません。
ですが、屋外なので接続部が雨に濡れてしまい、漏電が起こるリスクもあります。
コンセントの増設はDIYでは行わず、専門業者に依頼するようにしましょう。
配線はなるべく隠す
カーポートにコンセントを増設する場合、足元にコードがあると足に引っかかり転倒するリスクが出てきます。
また配線がむき出しになっていると、そこにコンセントがあることが傍目から分かってしまいます。
盗電といって悪意ある人が勝手にコンセントを使用してしまうリスクが出てきます。
このようなことを防ぐためにも、配線はなるべく隠すようにしましょう。
配線を隠す方法はいくつかあります。
例えばカーポートの床面に配線を埋め込んだり、柱の中にある空洞を利用して配線したりする方法もあります。
これらの方法もDIYでは難しいでしょう。
目的に合わせた高さに設置する
照明をつけるためだけにコンセントを設置するなら、なるべく雨風が当たりにくい高い位置に設置すると安全です。
ですが「高圧洗浄機を使いたい」「電気調理家電を活用したい」といった希望もある場合には、高すぎる位置に設置すると不便でしょう。
カーポートに設置したコンセントの使用目的を考えて、設置位置を決めるとよいですね。
おすすめしたい照明器具
カーポートにコンセントを増設し照明を設置する時には、できるだけ使い勝手が良いものを選びたいですよね。
そこで、目的に合わせておすすめしたい照明器具についてまとめました。
センサーライト
人の動きや車の動きに合わせて、自動的に照明が点灯・消灯してくれると便利ですよね。
動きを察知して自動的にオン・オフしてくれるセンサーライトは、カーポートに設置する照明としては一般的です。
センサーが作動する範囲が照明により異なるため、どの範囲の動きを察知してもらいたいのかを考えて購入しましょう。
また「明るい時には点灯しない」といった、明るさを察知するタイプのセンサーライトもあります。
センサーライトには白色系のライトと昼光色系のライトがあります。
白色系は非常に明るい照明ですが、夜間はまぶしすぎる場合があります。
隣家との位置関係なども考慮して選ぶようにしましょう。
投光器
投光器は、強い光で比較的広範囲を照らすタイプの照明です。
夜間にカーポートの下で車のメンテナンスを実施する場合には、投光器くらいの明るさが必要でしょう。
ただし周囲も明るく照らし出すため、防犯目的や常時点灯させる照明として利用すると光害となる場合があります。
投光器を設置した場合は、使用する時だけ点灯させるなどの配慮が必要でしょう。
カメラ付きライト
照明に防犯カメラが付属したタイプもあります。
点灯と同時にカメラが作動するようにすれば、常時カメラを作動させておくより、電気代がかかりません。
カーポートが明るい状態でカメラが作動するため、はっきりとした動画が残せるでしょう。
まとめ
カーポートにコンセントを増設することで、照明がつけられるメリットがあります。
他にも屋外で家電が使えるなど、屋内と同じように電源が確保できるのは便利ですよね。
カーポートへのコンセント増設はDIYでは危険がありますし、そもそも電気工事士免許がなければ配線できない場合があります。
カーポートへのコンセント増設は、当社にお任せください。