カーポートの天井に収納を作るメリットは?DIYでも設置できる?

天井が高いカーポートの場合、車の上の空間が無駄に感じることがあります。

思い切ってカーポートの天井に収納を設置するのはどうでしょうか。

カーポートの天井に収納を作るメリットとデメリットをまとめ、DIYでの加工例を紹介します。


カーポートの天井に収納を作るメリットとデメリット

カーポートの天井に収納を設置した場合のメリットとデメリットについて考えてみましょう。


メリット

カーポートの天井と車の間は、どうしてもデッドスペースになりがちです。

収納を作ることで使われていない空間を上手に利用できるようになるのは、大きなメリットでしょう。

丈夫な収納棚を作っておけば、シーズンオフのタイヤや行楽用品の収納スペースとして活用できます。


ガーデニングで使用する脚立や高枝切りバサミなども収納できるかもしれませんね。

保管場所に困ってしまう長尺のアイテムの収納場所としても便利です。

高い位置への収納は、防犯の面でも地面に棚を設置して保管より安全に保管できそうです。


デメリット

十分な強度の収納棚でなければ、落下のリスクがあります。

大切な車の上に収納棚ごと落下してしまうと、大きなキズができてしまいます。

また収納棚に保管したものが落下する危険もあるでしょう。


カーポートのデッドスペースとなっている高い位置に設置する棚なので、収納や取り出しに脚立が欠かせないかもしれません。

車が停車している状態だと、棚への出し入れができない場合もありますね。


DIYで収納棚を設置した事例

自宅のカーポートにDIYで収納棚を設置している方は少なくありません。

実際にどのような収納棚を作成し設置しているのか、事例を紹介しましょう。


イレクターパイプと木材を使った棚

ホームセンターなどで入手できるイレクターパイプと木材を使用して、カーポートに収納棚を作ることができます。

カーポートの天井と梁の間にイレクターパイプを挿入し、ズレないよう固定した吊り下げタイプの棚を作ります。

収納棚の底板は木材で作り、持ち上げやすいよう、あえてすのこ状にせず1枚の板にズレ留めを取り付け、すのこのように並べます。


木材の加工は自宅でも可能ですが、イレクターパイプの切断は専用の機械が必要です。

そのため、事前に長さを指定してカットしてもらう必要があります。

普段使わない雪かきスコップなどを収納するといった目的であれば、そこまで頑丈な造りにしなくても大丈夫でしょう。

パイプの購入費用はプレカットや送料も含め12,000円程で、木材も概ね10,000円程度で購入できると想定できます。


単管パイプを利用した収納棚

DIYに慣れている方なら、単管パイプを使うアイデアもあります。

単管パイプでしっかりと組み上げることで、カヤックや自転車などを収納することもできます。

事前にしっかりと構造を考え、設計することが必要となるでしょう。


収納棚を吊り棚ではなくしっかりとした構造物として作る場合、柱などを建てるスペースがあれが、単管パイプを使う方法もよさそうです。

ただしパイプの切断は家庭では困難です。

専用の工具で切断するか、プレカットが可能なお店で購入する必要があります。

費用もかなり高くなる可能性があります。


このような収納の設置は、単管パイプの扱いに慣れている方や、強度設計などもできる方でなければ難しいでしょう。

また単管パイプ自体も重量があるため、取り扱いに注意してください。


オプションパーツを使う

カーポートにはオプションパーツとして収納棚がつけられるものがあります。

規格品となるため、大きさはある程度決まってしまいますが、十分な強度を持つものが多い特徴があります。

シーズンオフのタイヤの収納を考えている場合には、オプションの収納棚を使った方がよいでしょう。


オプションの収納棚は20,000円程度から購入可能です。

難しい強度設計なども不要なので、オリジナリティには欠けますが、安全な収納が作れます。

DIYが得意な方なら説明書を見ながら設置できるでしょう。


ただ専門的な工具や技術が必要となる場合もあるため、オプションパ―ツを使用する収納棚の設置はDIYでは難しい場合もあります。

DIYの設置では、万が一の際補償されない場合もあるので注意してください。


まとめ

カーポートのデッドスペースとなる天井と車の間の空間に収納棚を作る場合、どのような目的で作るのかを明確にした方がよいでしょう。

収納物を載せるのに適した強度がなければ、落下の危険があります。

自分の目線よりも高い位置での作業となるため、作業中の足場も安定させる必要がありますね。

作業に不慣れな方だと怪我のリスクもあるので危険です。


そのためカーポート天井への収納設置は、プロへの依頼がおすすめです。

株式会社IRONANO工業でも、収納の設置が可能なのでお気軽にご相談ください。

天井収納以外にも、カーポートの他のオプションパーツを取り寄せて設置することもできますよ。