対面キッチンに吊戸棚を設けるメリットとは?設置のコツも紹介!

家を新築したりリフォームしたりする時に、重要視されているのがキッチンです。

今では当たり前になった対面キッチンは、家族がリビングで団らんしている姿を見ながら料理ができる事で人気があります。

特に小さなお子様がいるご家庭では、とても重宝されています。


今回は、対面式のキッチンに吊戸棚を設けるメリットについて解説します。

吊戸棚を設置する時のコツや選び方も紹介しているので、これから家の新築やリフォームのご予定がある方は、ぜひ参考にしてください。


対面キッチンに吊戸棚を設ける2つのメリット

対面キッチンに吊戸棚を設置するメリットを2つ紹介します。


1.収納力をアップできる

対面キッチンに吊戸棚を設置する方法は、大きく分けると3つあります。

1つ目は壁側だけに設置する方法、2つ目はシンク側だけに設置する方法、3つ目は壁側とシンク側の両方に設置する方法です。


対面キッチンを選択する場合、壁側に吊戸棚を設ける事が多くなります。

となると、シンク側をどうするかで悩む事になります。

開放感をとるか収納性をとるか、2択に迫られる悩みどころです。


シンク側に吊戸棚がないと、キッチンからリビングまでが一体化のある空間になります。

これは広々とした空間を演出できるため、非常に開放感があるでしょう。


吊戸棚がないと目線もリビングの奥まで抜けて、家のLDKをかなり広く見せる事

もできます。

しかし、吊戸棚を設置してしまうとそれが障害物となり、キッチンとリビングの一体感が失われ、圧迫感が出てしまいます。


ただし、壁側とシンク側の両方に吊戸棚があれば、収納力は大幅にアップします。

家族が多いご家庭や、料理好きな方は、普段はあまり使わない鍋や調理器具をたくさん持っているでしょう。

その他にもラップやキッチンペーパーや洗剤などのキッチンで使用する小物は数多くあるため、高い収納力は魅力的です。


キッチンには吊戸棚以外にも複数の収納スペースが設けられていますが、十分だと思っても、いざ収納してみると全然足りなかったという事は多くの方が体験しています。

鍋や調理器具をたくさん持っていて、使わない時はスッキリ収納しておきたいという方にとって、シンク側にも吊戸棚を設ける事には大きなメリットがあるのです。


2.リビングからキッチンの中を見られるのを防げる

対面キッチンのシンク側に吊戸棚を設ける2つ目のメリットは、リビングからキッチンを見られないようにできる事です。

吊戸棚がなければ抜群の開放感を得られますが、その分リビング側からキッチンの中が丸見えになってしまいます。


料理をする人の中には、作業をしている姿をまじまじと見られたくないという方もいます。

リビングからキッチンが見えるのが嫌な方にとって、吊戸棚を設置すれば良い目隠しになります。

特に来客の多いご家庭で、プライバシーを守りたいという方には、吊戸棚の設置はおすすめです。


対面キッチンに吊戸棚を設置するポイント

対面キッチンに吊戸棚を設置する時には、事前にキッチンで使用する物を全て把握して、どの程度の収納力があれば良いかを確認するのがポイントです。

前述の通り、キッチンには普段あまり使用しない大型の鍋や調理器具や小物などがたくさんあります。


キッチンの収納力について良く分からないという方は、ハウスメーカーや工務店やリフォーム会社などの施工業者に相談してみましょう。

そうすれば、シンク側にも吊戸棚が必要かどうか分かります。


どうしても全体的に開放感を得たい場合は、壁側の収納を充実させましょう。

そのためにはカップボードを利用するのがおすすめです。


カップボートとは食器棚のような物で、システムキッチンでもオプションとして選択できるので、全体的な一体感も保てます。

また、食器以外にも炊飯器や電子レンジやオーブンなどを納める事もできます。

カップボードは下部も上部も同じ奥行きなので、収納した物の出し入れも楽にできます。


吊戸棚の選び方

吊戸棚にもいろいろな種類があるため、見た目や用途に合わせて後悔しないようにしっかり選びましょう。

収納の関係でシンク側にも吊戸棚を設置しなければいけないけれど、圧迫されるのが嫌という方には、背面のないスルータイプの吊戸棚がおすすめです。


扉がない物や、扉がガラスになっているタイプも用意されており、そのような吊戸棚を選択すれば、圧迫感を大幅に軽減できます。

また、広く明るいキッチンを望むなら、支柱が細い物を選びましょう。


対面キッチン用の吊戸棚には、スルータイプで素材がステンレスの物やヴィンテージ風の物などもありますから、選択肢の一つとして考えておきましょう。

それらを選んで吊戸棚として設置すれば、開放感も得られ、お洒落に仕上げる事もできます。


また、開放感を出すために開口部分を広くしたいなら、昇降式の吊戸棚を選択する事をおすすめします。

昇降式だと電動や手動で簡単に戸棚を上げ下げできるので、高い位置に吊戸棚を設置しても、無理に手を伸ばしたり踏台に乗ったりしなくても楽々収納できます。


まとめ

対面キッチンに吊戸棚を設置すれば、キッチンの収納職を高められる他にも、目隠し替わりになってプライバシーを守れるなどのメリットがあります。

しかし、吊戸棚を設ける事で、どうしてもキッチンとリビングの一体感が損なわれ、圧迫感も出てしまいます。


それを回避するためには、カップボードを利用したり、スルータイプや昇降式の商品を選択したりする方法が用意されています。

対面キッチンの吊戸棚の設置方法でお困りの方は、これまでキッチンのあらゆるお悩み事をスッキリ解決してきた当社にご相談ください。