台風のシーズンになると「台風でカーポートが壊れたらどうしよう」と心配をする方も多く、実際に台風でカーポートが壊れてしまうケースがあります。
カーポートが台風で壊れてしまうのはなぜでしょうか？
カーポートの台風対策や修理方法、カーポートが壊れた際に保険などが利用できるのか、気になる点を詳しく解説していきます。
台風のシーズンが来るまでに、カーポートの対策をしたいと考えている方はぜひご覧ください。
台風時カーポートが壊れるのが心配な方が多い
台風のシーズンになると、カーポートが壊れないかと心配する方がいます。
カーポートは壊れやすいと感じており、実際の台風でもカーポートが壊れる場合が多いようです。
そのため、カーポートの補強等を検討している方も多いですが、実際にどのような補強をするのかわからないので悩んでしまいます。
台風は頻繁に起きる自然災害なので何らかの対策をしたい、一体どのような対策が有効なのでしょうか？
カーポートに関する疑問
カーポートを台風から守るために対策をする必要がありますが、カーポートについての疑問にお答えします。
台風に強い？
実はカーポートは強度が強いものではありません。
台風などの強い風が吹くと壊れてしまう場合が多いです。
壊れてしまう理由は、屋根が飛びやすい構造になっているためであり、カーポートの持ち上がりを防ぐための対策のため、屋根が飛びやすく壊れるようになっています。
台風時はどのくらいで飛ばされる？
基本的にカーポートの耐風圧強度は風速毎秒38m相当となっています。
台風の場合、毎秒10～15mほどの平均風速に耐えられるので、大型の台風の場合には屋根などは吹き飛ばされてしまう可能性が高いです。
台風とは毎秒17.2m以上に発達した熱帯性低気圧を指すので、台風が発生した時点で、カーポートに何らかの被害が起きる可能性があります。
台風対策は必要？
屋根などが飛びやすい構造なので、屋根が飛ばないようにする対策やカーポート全体の持ち上がり対策は、周囲に被害を与えないためにも必要です。
台風時にカーポートを守るための対策5選
カーポートを守り、周囲へ被害を拡大しないためにもカーポート対策は必要です。
カーポートを守るための対策を5つ紹介します。
1.周辺にある飛ばされそうなものを家の中などにしまう
カーポートのまわりには、鉢植え・ブロック・自転車等、飛ばされそうなものがたくさんあるかもしれません。
軽くて風が吹くと簡単に飛ばされそうなものは、カーポートにぶつかるとカーポートを破壊する可能性が高いです。
カーポートだけではなく家などを壊す可能性もあるので、家の中や物置などにしまうようにしましょう。
2.屋根材を外す
屋根材を外しておくと、屋根材の破損を防げます。
外しておけば、台風の通過後に元に戻せばそのまま利用ができるので、時間に余裕がある場合には屋根材を取り外しておくのも台風対策として有効です。
3.緩みがないかチェック
屋根材、カーポート本体に緩みがないか、台風が来る前にチェックをしておきます。
緩みがあると、カーポートの耐風圧強度以下の風でも飛んでしまうからです。
緩みのチェックが自分でできない場合には、業者に依頼し、緩んでいる場合は緩んでいる部分を締めてもらうようにしましょう。
4.飛散防止ネットを張る
飛散防止ネットは、カーポートが壊れた場合に、壊れた屋根材や鉄骨などが周辺に飛ばないようにできます。
自分の家や隣家を守るために、早急にできる対策になります。
5.補強をする
台風が通過するまでに時間がある場合や、台風の通過後に対策を行いたい場合はカーポート全体をチェックして、補強などの対策をしてください。
しっかりと補強すると、カーポートを台風から守ります。
台風でカーポートが壊れたら保険を利用できるのか？
台風の被害を対象とした保険はありませんが、火災保険で風災補償されていれば、台風でカーポートが壊れても建物として補償対象になります。
加入している火災保険の補償内容を一度確認してみましょう。
壊れたカーポートの修理方法
台風でカーポートが壊れてしまった場合の修理方法について【DIY】と【業者依頼】の方法を紹介します。
DIYで修理をする
屋根などの場合は、ポリカーポネート製であれば長さ・幅・厚みを採寸し、壊れた場所を取り外して付け替えができます。
パネル交換以外（支柱が折れる・土台から飛ばされてしまった）はDIYによる修理が難しくなるので、業者に修理依頼をした方が安心安全な修理が可能です。
業者に修理を依頼する
複数の業者に見積もり依頼をし、納得できる業者を選ぶようにしましょう。
適正な金額・工法・数量・廃材処理方法を確認するためにも、複数の業者に見積もり依頼をするのが大切です。
おおよその相場は以下の通りです。
材料・部材費 工事費 工事日数
屋根パネル交換 1万円/枚 2万円～ 1～2日
アルミサッシ枠 2万円/本 2万円～ 1～2日
支柱 10万円/本 4万円～ 2～3日
解体・撤去・処分 4万円～ 2～3日
まとめ
カーポートは台風時の被害を最低限に抑えるため、屋根材が壊れやすいです。
壊れやすいカーポートですが、台風前に守る対策を行うと被害を最小限にできるので、台風シーズン前にカーポートをチェックして対策をしましょう。
