カーポートバルコニーはDIYで設置可能?価格などを詳しくチェック

自宅にカーポートバルコニーが欲しいけど、DIYで設置することはできるの?などの疑問をお持ちの方もおられることでしょう。


本記事では、カーポートバルコニーがどのようなものかを紹介した上で、設置するときに気をつけるべきことや、気になる価格、選ぶポイントなどを詳しく探って解説します。

カーポートバルコニーに興味がある方は、ぜひご覧ください。


カーポートバルコニーとは

カーポートバルコニーが何か知らない方のために、まずはそれがどのようなものなのかを紹介します。

カーポートバルコニーは別名「ウッドデッキ付きカーポート」とも呼ばれていて、バルコニーやウッドデッキが付いているカーポートのことです。


車を駐車させるカーポートの屋根部分を、バルコニーやウッドデッキにすることで、狭い土地を有効活用することができる優れものです。

地代が高い東京などの都会では、多くの住宅で採用されています。


カーポートバルコニーには


「独立型」


「壁付け型」


の2種類があります。

独立型とは、住居と接する部分のない完全に独立した状態で設置するタイプで、壁付け型は住宅の壁にくっつけて設置しているものを指します。


直接家からの出入りができることは大きな魅力であることから、多くの方が「壁付け型」を選択しています。


カーポートバルコニーは、所有する車の台数に合わせて設置することが可能で、2台以上だとかなり広いスペースになります。

1台分でも、家族でバーベキューができるほどの空間を確保できますが、それ以上になるとガーデニングを楽しんだり、ドッグランなどとしても利用したりできます。


2階にリビングルームがあるお宅だと、アウトドアリビングとして使用することも可能です。

キッチンとつなげると、テータイムをエンジョイできたり、休日に家族で朝食を楽しんだりすることもできます。


夏になるとビニールプールを設置して、子どもの遊び場にしている方もたくさんいます。


カーポートバルコニーを設置するときの注意点

設置することでたくさんのメリットを得られるカーポートバルコニーですが、家を建てた後に設置する際には気をつけなければいけないことが複数あります。

以下に、カーポートバルコニーを増設するときの注意点を紹介します。


転落への配慮

小さなお子さんがいるご家庭では、バルコニーから転落しない配慮が必要で、そのためには高いフェンスを設けることをおすすめします。

フェンスを取り付ける際には、子どもがよじ登れないような形状のものを選んだり、フェンスの近くに椅子などを置かなかったりするなどの配慮も必要です。


防犯面

特に、カーポートバルコニーを壁付け型にした場合は、空き巣や泥棒に入られる可能性を高めることになるため注意が必要です。

防犯面でも、大人が簡単によじ登ることができないほどの高いフェンスを設けることが有効となります。


高いフェンスを取り付けても、万一のことを考えて侵入防止のためのセンサーを設置することをおすすめします。

中が見えないように、フェンスの網目を細かくしたり、完全に目隠ししたりするのも防犯対策としてはかなり有効な手段です。


近隣への配慮

カーポートバルコニーを設置する際には、近隣への配慮も忘れてはいけません。

設置するバルコニーやフェンスの高さによっては、隣家の日差しを遮ってしまう恐れもあるので、その可能性がある場合は事前に挨拶に行ってしっかり説明しておきましょう。


排水機能を設置する

カーポートバルコニーを設置するときには、必ず防水機能を設置しなくてはいけません。

防水機能がなければ、バルコニー内に雨水がどんどん溜まってしまい、もちろんビニールプールなどを楽しむこともできません。


排水機能を設けても、排水箇所にも配慮をしないと、せっかく洗車した車に直接雨水などが当たってしまうかもしれません。

また、排水溝には物を置かないようにしたり、定期的につまりをチェックしたりすることも忘れないでください。


施工の難易度が高い

カーポートバルコニーは、施工の難易度が高いことにも注意しなくてはいけません。

排水機能を設置する以外にも、壁付け型を選択する場合は、住居との接続方法にも十分な配慮をする必要があります。


カーポートバルコニーをDIYでと考えている方も少なくないようですが、よほどの腕や経験や知識がないと設置は難しいです。

そもそも、部材のメインが鉄骨であることから、持ち上げるだけでも人手が必要になります。


一から設置する場合は、基礎にコンクリートの打設が必要で、素人が容易にできることではありません。

無理をすると施工に失敗して、大事な車を傷つけることになったり家族の命を奪ったりすることにもなりかねません。


建ぺい率への配慮

カーポートバルコニーを増築する際には、建ぺい率に注意しなくてはいけません。


建ぺい率とは、敷地面積に対する建物の面積の割合のことです。

建築基準法により、土地ごとの建ぺい率が制限されており、それに違反すると建て壊しを余儀なくされることもあります。


ちなみに、カーポートバルコニーを設置すると固定資産税がかかるのでは?という疑問をお持ちの方も多いようですが、その心配は不要です。

固定資産税の対象になるのは、屋根があって3方向以上が壁で囲まれている建物ですが、一般的にカーポートバルコニーには3方向に壁がないため条件を満たしません。


気になるカーポートバルコニーの価格について

カーポートバルコニーの価格は、選択する商品や大きさや施工業者や地域などによっても異なりますが、壁付け型の1台用であれば150万円程度が相場となっています。

車が1台増えるごとに、50~100万円アップすると考えておくと良いです。


ただし、独立型だと1台用で100万円以下に価格を抑えられる商品も用意されています。

壁付け型だと、施工に1週間は掛かかるのが一般的ですが、独立型なら基礎工事も含めて数日あれば施工できることが多いです。


カーポートバルコニーを選ぶポイントとは

カーポートバルコニーを選ぶときには、設置の必要性と利便性と価格が大きなポイントとなります。

壁付け型を選択するときには、前記したように防犯性と安全性にも十分に配慮しなくてはいけません。


カーポートバルコニーで、バーベキューやガーデニングなどをすることを考えているなら、コンセントや照明やサンシェードなどの設置も考える必要があります。

カーポートバルコニーの設置をお考えの方は、ぜひIRONANO工業にご相談ください。