雨が降る度に、自宅の駐車場がぬかるんで困っている方も多いのではないでしょうか?
駐車場がぬかるむと、いろいろな不具合が出てしまいます。
今回は、駐車場のぬかるみを解消するための方法を、原因も含めて詳しく解説します。
駐車場がぬかるむ2つの原因
以下に、駐車場がぬかるむ主な原因を2つ紹介します。
原因を把握することにより、ぬかるみを解消する対策も取りやすくなります。
1.土壌や地質
駐車場にぬかるみが起きるのは、主に土壌や地質に問題があります。
特に駐車場の地盤が粘土質だったり赤土質だったりすると、透水性が低いことから水はけが悪く、ぬかるみが発生しやすくなります。
このような土質は、以前は水田やため池だった付近に多いので、土地選びのときに確認しておくのも、ぬかるみ対策の一つの方法と言えます。
しかし、造成地で外部から土が持ち込まれた場合だと話が違ってきます。
外部から持ち込まれた客土に、がれきや石がたくさん含まれていると、どうしても水はけが悪くなってぬかるみやすくなります。
また、下層の地盤の水はけが悪い場合も、ぬかるむ原因となってしまいます。
2. 土の劣化
土の劣化も駐車場がぬかるむ原因となります。
土地を整地する際には細かい小石などを敷くのが一般的な手法で、こうすることで表面に水が溜まらないようにすることができます。
ただし、その仕上げが劣化してくることにより、ぬかるみが起きるようになってしまいます。
駐車場のぬかるみで起きる不具合
雨が降る度に駐車場の地面がぬかるみドロドロになると、日常生活にもいろいろな不具合が出てしまいます。
たとえば、せっかく新調した靴が泥で汚れたり、ズボンの裾に泥がついたり…。
ぬかるみで滑って転倒したりして、ケガを負ってしまうようなこともあります。
出社時にそのようなことがあれば、着替えやケガの治療のために会社を遅刻してしまうようなことになってしまいます。
それで済めばまだ良いですが、駐車場にぬかるみができたせいで事故につながることもあり、そうなると日常生活にかなり大きな支障が出てしまいます。
また、駐車場の地面がぬかるむと車のタイヤにも泥が付着するため、家の前の道路に泥跡をつけてしまうことになり、近所迷惑になってしまうこともあります。
次項では、これらの不具合を解消するための駐車場のぬかるみ対策について紹介します。
駐車場のぬかるみ対策を5つ紹介
駐車場のぬかるみを解消するための対策を5つ紹介します。
DIYでできる対策もあるので、ぜひ参考にしてください。
1.砂利を敷く
駐車場部分に砂利を敷くことは、ぬかるみを防ぐ効果的な方法です。
砂利はホームセンターなどでも購入できますが、「砕石」という石を人工的に砕いた先端が尖っているものは選ばないでください。
先が尖っているものは駐車場には不向きあるため、自分で購入する場合は石の粒が細かくて角のない砂利を選びましょう。
2.常温アスファルトを敷く
砂利を敷く以外に有効なのが、常温アスファルトを敷く方法です。
常温アスファルトとは、水で固まるアスファルト素材のことで、駐車場全体に敷いても良いですし、ぬかるみやすい場所にピンポイントに敷くことも可能です。
専門業者に依頼して土間コンクリートを敷いてもらえば、完璧にぬかるみを解消できます。
土間コンクリートの施行は素人ではなかなか難しく、上手く固まったと思っても重量のある車で乗ると簡単に割れてしまうので、専門業者に依頼した方が良いです。
3.防草シートを敷く
雑草対策として販売されている防草シートを駐車場に敷くことも、有効なぬかるみ対策となります。
ぬかるみ対策だけではなく、雑草を生えにくくしてくれるので一石二鳥です。
防草シートを敷き詰めた上に人工芝を敷くのも良い方法で、見た目も良くなります。
ただし、重量のある車を毎回駐車すると負担がかかり劣化が早くなってしまうので注意が必要です。
4.ウッドチップを敷く
その名の通りに、木材を細かく砕いたものがウッドチップで、それを駐車場に敷くことでもぬかるみを防止することができます。
雑草対策にもなりますが、木材の種類によっては虫が発生することもあるので注意してください。
5.プラスチック製敷板を敷く
プラスチック製敷板とはプラスチックでできた丈夫な板で、車が乗っても簡単に割れることはありません。
ほかにも、最近ではゴム製の専用商品がオートショップやホームセンターなどで販売されているので、お店で相談して上手に利用してください。
業者に依頼した場合にかかる費用は?
駐車場のぬかるみ対策はDIYで行うことも可能ですが、「DIYは苦手だ」「DIYだと不安がある」という方も少なくありません。
そのような方たちはプロの業者に依頼すれば簡単に問題を解決できるわけですが、その際に気になるのがぬかるみ対策にかかる費用です。
費用に関しては、対策の仕方や土地の広さによって異なります。
そのため、価格を言い切ることはできませんが、土間コンクリートを敷くのを業者に依頼した場合は、車1台分の面積でも30万円程度を見込んでおきましょう。
また、砂利を敷く場合も、部分的に対策するだけでも5,000円程度かかり、駐車場全体に敷くと10万円以上はかかると考えておきましょう。