サンルームってどんな部屋?設置するメリットとデメリットを解説

マイホームを建設するとき、「サンルームが欲しい!」という方はたくさんいます。


その一方で、サンルームという言葉は聞いたことがあって興味はあるけど、それが何なのか良く分からないという方も少なくないようです。


今回は、サンルームがどんな部屋なのかを詳しく解説。

設置した場合のメリットとデメリットをまとめています。


サンルームとは

サンルームとは、そのまま直訳すると「太陽の部屋」となります。


その名前からも想像がつくように、日光を採り入れるために設置される部屋のことです。

太陽の光をふんだんに採り入れるためには、ガラス張りにしたり大きな窓をまんべんなく設置したりする必要があります。


サンルームは、エクステリア商品の一つとしても販売されていて、住宅を建設するときはもちろん、建設後に後付けすることもできます。


また、設計段階からサンルームを設けて、住宅の一部として建設してもらうことも可能です。


サンルームの7つのメリット

サンルームを住宅に設置することにより得られるメリットを7つ紹介します。


1.雨が降っても安心

多くの場合、サンルームは洗濯物を干すためのスペースとして設置します。


ベランダやバルコニーなどでは、雨の日に洗濯物を干すことができませんが、サンルームであれば天候に関係なく、好きなときに洗濯物を干すことができます。


2.部屋の中がスッキリする

部屋の中に洗濯物を干している場合は、サンルームを設置することにより、室内をスッキリさせて広々と使用することができるようになります。


3.自然光が入り込んでお洒落

サンルームにはたくさんの太陽の光が入り込み、お洒落感を出すことができます。


ガラスで囲まれた部屋は素敵な空間で、そこでティータイムを楽しんだり、夜に寝転んだりして星を見ることを満喫している方もたくさんいるようです。


4.エアコンの効きを良くできる

リビングルームなど別の部屋に続けて設置する場合は、サンルームがクッションの役目をすることになり、エアコンの効きを良くすることができます。


エアコンの効率もアップして、電気代の削減にもつながります。


5.有害物質をガードできる

花粉症の方の多くが屋外に洗濯物を干すことができなくて困っていますが、サンルームを設置することによって悩みを軽減できます。


最近では中国から飛んでくるPM2.5で悩まされている方も増えていますが、この問題もサンルームによって軽減できます。


6.ペットスペースとしても利用できる

ペットスペースとして使える点もサンルームのメリットです。


サンルームは後付けもできるため、子どもが生まれたときにペットの毛などによる問題を解消する目的で、サンルームを設置するご家庭も少なくありません。


7.家の中が明るくなる

ガラス張りや大きな窓で囲うことにより、サンルームには太陽の光がふんだんに注がれます。

そのため、サンルームに続いた部屋にも光が入り、家の中が明るくなります。


また、サンルームからは外の景色や空が見え開放感が得られるのも大きなメリットです。


サンルームの7つのデメリット

サンルームを設置することによって生じるデメリットを7つ紹介します。


1.夏は暑くて冬は寒い

サンルームは性質上、部屋の大部分がガラスで囲まれています。

そのため、夏には太陽光で気温がかなり高くなり注意が必要です。


また、冬には断熱材が一般的な部屋のように使用されていないことから、気温が低くなる特徴があります。


2.設置費用が高額

サンルームは既製品でもそれなりの価格で、設計段階から組み込んでも、ある程度の広さを確保すると坪50万円前後の費用がかかります。


ちなみに1坪は畳2枚の広さです。


3.お手入れが大変

ガラスで囲まれているサンルームをキレイに保つためには、お手入れが大変です。

サンルームはある程度の高さもあるので、自分では掃除が難しい場合は業者に依頼することも考えなければなりません。


4.雨の音がうるさい

ガラス張りでのサンルームには、屋根だけではなくガラスに当たる雨の音も響きます。

音に敏感な方は設置についてしっかり検討してください。


5.不要な場所になってしまうことがある

「お洒落な空間が欲しい」という思いでサンルームを設置されることもあります。

しかし「最初はティータイムなどを楽しんでいたのに、飽きて全く使わなくなった」という方もいるようです。


最近では洗濯乾燥機付きのお風呂も多くなり、サンルームだと風が吹き抜けないため「結局いつも洗濯物をお風呂に干している」という方も少なくありません。


6.固定資産税がかかる

サンルームを後付けした場合は、固定資産税がかかります。

それほど大きな額ではありませんが、固定資産税のことも頭に入れて設置を検討してください。


7. 住宅の保証が受けられなくなることがある

こちらもサンルームを後付けした場合に起こりうる問題ですが、サンルームをビス止めすると住宅の保証が受けられなくなることもあるので注意が必要です。


また、ビス止めには問題なくても、断熱性能を保つことができないという理由で保証がきかなくなる場合もあります。


まとめ

ご紹介したように、サンルームとは日光をふんだんに採り入れるために設置される部屋のことです。

見た目がお洒落で、ペット専用スペースとしても利用できるなど、たくさんのメリットがあります。


しかし、夏には気温がかなり高くなり、冬は寒いなどのデメリットも少なくありません。

したがって、マイホームにサンルームを設置する際には、メリットとデメリットを良く理解したうえで最終決断をしてください。


サンルームに関することで分からないことや設置に迷っている方は、当社までご相談ください。