コンクリートで外構工事する際の費用とは?メリットデメリットを紹介

外構工事は家の外・建物以外の部分(駐車場・門扉・塀)の工事です。

一般的に外構工事、特に駐車場はコンクリートで行う場合が多いです。

外構工事を検討していると、費用が気になる方もいるのではないでしょうか?


この記事では、コンクリートで行う外構工事費用や作業内容、メリット・デメリットを紹介します。

作業時のポイントについて詳しく解説するので、これから外構工事を検討している方はぜひチェックしてください。


外構工事費用がかかる?コンクリートを使用する場所

外構工事を行う場合、どのような素材を使用するかによってイメージが大きく変わります。

イメージだけではなく、素材によって費用も大きく変わります。

そのため、素敵な外構にしたいと考えていても、費用面で断念する場合もあるようです。


「外構工事は費用が必ず高額になるの?」

そう懸念する方もいるでしょう。


駐車場・玄関回り・家回りなどをコンクリートにするとさまざまなメリットが得られます。

メンテナンスも含めて安くなるため、費用がかかっても後々お得になる可能性は高いのです。


コンクリートを使用した外構工事の費用は?メリット・デメリット

外構工事は高いと思い、工事を渋っている方はいませんか。

コンクリートを使用すると、ほかの素材を使用するよりも安価で仕上げられます。


「コンクリートは本当に自宅の外構に向いているかわからない」

そう思う方もいるでしょう。

ここでは、コンクリートを使用するメリット・デメリットを紹介します。

コンクリート外構の魅力や問題点を知り、工事をするか決めましょう。


メリット

外構にコンクリートを使用した場合のメリットは以下の通りです。


メリットポイント


・費用面を抑えられる 砂利敷に比べると費用は高め


・耐久性やメンテナンスを比べると費用を抑えられる


・長期的に考えるとお得


・雑草対策になる コンクリートは雑草の発生を抑える


・コンクリートの隙間などに雑草が発生するので完全ではない


・雑草取りの回数を減らせる


・水はけがよくなる 水たまりの発生が減る


・駐車場が泥でぬかるまない


・手入れが楽 雑草対策が減り・水はけもよいのでメンテナンスの頻度が減らせる


・耐久性もあるので耐用年数も長い


ほかの素材よりも、コンクリート外構はメリットが多い傾向にあります。


デメリット

メリットの多いコンクリートですが、完璧な素材とはいえません。

デメリットもあるので、理解したうえで施工しましょう。


デメリットポイント


・夏の照り返しが厳しい 夏場は日差しの照り返しが厳しい


・高温になりやすいので、周辺が暑くなりやすくなる


・ガーデニングができない コンクリート敷にしてしまうと土の部分がなくなってしまう


・ガーデニングなどができない


・庭いじりなどをしたい方は庭だけコンクリートにしないなどの対応が必要


・撤去費用が高額 コンクリートの撤去が必要な場合、撤去費用が必要


・コンクリートの廃材費用もかかるので高額になる


設置場所や用途を考えたうえで、外構をコンクリートにするか決めてください。


コンクリートを使用した外構工事費用と耐用年数

一般的なコンクリートを使用した外構工事の費用相場は6,000~11,000円/㎡です。

土間コンクリートなら耐用年数は15年、アスファルトなら10年となります。


相場費用 金額


鋤取り作業の費用 約400円〜900円/㎡


残土処分の費用 約800円〜1,800円/㎡


土間下砕石敷の費用 約1,000円〜3,000円/㎡


転圧の費用 約800円〜900円/㎡


型枠の設置の費用 約300円〜400円/㎡


ワイヤーメッシュの費用 約600円〜800円/㎡


生コンクリート打ちの費用 約1,200円〜2,500円/㎡


カッター目地の費用 約500円〜600円/㎡


実際の費用は地域によっても異なるので、必ず見積もりを取り確認をしましょう。


コンクリート外構工事費用をお得にするポイント

外構工事は高額とイメージする方も多いでしょう。

工事費用以外に残土処理費用などもかかるため、コンクリート外構の金銭的負担は大きいです。

コンクリート外構工事費用をお得にするポイントを、ここでは5つ紹介します。


2~3社から見積もりを取る

工事全般にいえますが施工を行う場合は1つの業者で決定はせず、複数の業者から見積もりを取るのが鉄則です。


その中から相場価格を出し、希望にあった工事を行ってくれる業者を選ぶようにします。

金額が理想だがそのほかの部分で不満がある、金額面がもう少し安ければと思う場合には交渉をするのもよいでしょう。


残土処分費を減らす工夫をする

外構工事を行った際に発生する残土は処分費用が高く、外構工事では数万円~数十万円の費用が発生します。

外構費用の多くを占める残土処分費を減らせば、処分費用や外構工事自体の金額を抑えられるでしょう。


処分量を減らすために捨てる土を有効活用する方法もあります。


デザインをシンプルにする

外構は外から見られる部分なので、凝ったデザインにしたいと考える方も多いです。

実際に凝った外構の家や建物はオシャレで素敵に見えます。

しかし、費用面だけでいえば費用がかかり、メンテナンスも必要です。

できるだけシンプルなデザインにすれば、費用を抑えられます。


メンテナンスまで考えた外構工事をする

初期投資となる外構工事費用も重要ですが、外構は雨風にさらされるので劣化が早いです。

安価過ぎる建材はすぐに劣化してしまう可能性が高いので、安過ぎる建材を使用するのも注意してください。


メンテナンスまで考えたうえで、費用を抑える方法を見つけるようにしましょう。


施工実績をきちんと確認する

依頼をする業者の施工実績を確認しましょう。

実績が豊富な業者を選ぶのが安心であり、メンテナンスなどにも対応してくれます。

費用面に対する問題にも向き合ってくれ、コストを抑えるアイデアも出してくれます。

経験と実績を確認し、費用面も相談できる業者を見つけてください。


まとめ

外構工事でコンクリートを使用する理由と外構費用の相場、費用を抑えるポイントを紹介しました。


外構工事でコンクリートを使用すると、費用を抑えられメンテナンスなども楽です。

使用箇所によっては雑草対策にもなりますが、コンクリートは夏の照り返しが厳しいなどのデメリットもあります。


費用を抑えた外構工事を行う場合には、見積もりを取り業者の施工実績もチェックしたうえで、業者を選びましょう。