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お役立ちコラム壁掛けテレビのメリットは?デメリットも確認して設置法の選択を

2021.10.23

近年、テレビ画面のサイズがどんどん大きくなっています。
一般家庭でも55インチや60インチといった、大型サイズのテレビを所有するケースも増えているようです。

テレビを大きいサイズに買い替える場合、「テレビ台の上に置くより、壁掛けテレビにしたほうが部屋を広く使えるのでは?」と悩む方もいるのではないでしょうか。
今回は、テレビを壁掛けにするメリットとデメリットについて解説します。

壁掛けテレビのメリットは?デメリットも確認して設置法の選択を

全てのテレビを壁掛けテレビにできるのか

残念ながら、今ご自宅にあるテレビをそのまま壁掛けテレビにできるわけではありません。
壁掛けテレビにするためには、専用の金具が使える仕様になっている必要があります。
また背面にあるコード類の位置の問題で、壁掛けテレビにできない場合もあります。
もしテレビの背面に壁掛けテレビ用の金具を取り付けるネジ穴がない場合には、壁掛けテレビにはできません。
背面のコードが出っ張っているタイプや、背面に出っ張りがあるタイプも壁掛け設置は難しいでしょう。

壁の問題で難しい場合も

先ほど述べたように、壁掛けテレビは壁に専用の金具を取り付けてテレビを設置します。
そのため、金具が取り付けられない場合には設置ができません。

まず、賃貸住宅で壁に穴が開けられない場合には、壁掛けテレビにすることは不可能です。
持ち家であっても「壁が薄く金具を取り付けられない」「強度不足で落下の心配がある」といった場合も設置できません。
壁掛けテレビを設置しようとしている壁の状態を把握し、設置可能かを判断しましょう。

ただ、最近では2×4材とアジャスター金具を使用して、壁の前に穴あけ可能な柱を立てて施工する方法もあります。
壁に穴が開けられない場合でも、工夫次第で施工できる可能性はあります。

壁掛けテレビにするメリット

テレビを壁掛けにした場合のメリットをチェックしてみましょう。

見た目がすっきりとする

テレビ台に置かないことで、テレビをすっきりと設置できます。
またテレビ台が不要なことで、部屋全体を広く見せる効果も得られます。

転倒の不安がない

テレビをテレビ台などに置く場合、転倒のリスクがあります。
最近は薄型で軽量なモデルが多いため、地震で転倒したり、飛んでしまったりすることもあるそうです。
壁掛けテレビであれば、完全に壁に固定されているので、このような心配はないでしょう。
また「ついテレビに手をついてしまい、テレビを倒す」といったリスクも避けられます。

視聴しやすい

テレビ台に設置する場合には、視聴しやすい高さに設置することが難しいケースがあります。
特にソファーに座り寛いだ状態でテレビを視聴したいと思ったときには、テレビ台に設置したテレビだとやや目線よりも下過ぎることが多くなります。

壁掛けテレビであれば、比較的に自由に高さを決めれます。
そのため視聴しやすい位置にテレビを設置できるでしょう。

空間が広く使える

テレビが薄型になっても、テレビ台を薄くすることはできません。
テレビ台はそれなりの高さがあるため、幅を狭くしてしまうと転倒リスクが高まるためです。

ですが、壁掛けテレビにすればテレビの下にテレビ台を設置する必要がなくなるため、空間を広く使うことができます。
最近ではレコーダーなどが内蔵されたタイプのテレビもあるため、テレビ単体のみでも問題がありません。

壁掛けテレビにするデメリット

壁掛けテレビはメリットだけではなく、下記のようなデメリットもあります。

配線が気になる場合も

見た目がすっきりする壁掛けテレビですが、問題となるのは配線です。
テレビには電源コード以外にも、さまざまなコードがあります。
これらがテレビの下や、横から見えてしまうと気になりますよね。

新築住宅ならあらかじめ配線を壁の中に隠していく方法があります。
またリフォームでも配線カバーを設置したり、壁もリフォームし配線を埋め込んだりする方法を取ることがあります。

設置費用がかさむ

テレビ台やテレビボードに設置する方法なら、基本的にはテレビを購入してきたら置けばよいだけです。
ですが、壁掛けテレビにするためには設置のための施工が必要です。

DIYで設置することも可能ですが、設置できる壁なのか、金具が適切なのかなど、判断しなければならないことがたくさんあります。
安全に設置するためには、業者に依頼したほうがよいでしょう。

配置換えが難しい

壁掛けテレビは、一度設置すると配置換えが難しくなります。
「高さを変えたい」「設置場所を変えたい」といった場合は、改めて設置工事する必要があります。
設置工事を再度した場合、もともと壁掛けテレビがあった壁には穴が開いた状態になり、見た目が悪くなります。

また、テレビの種類や大きさによって必要となる壁掛け金具も異なるので、テレビを買い替えたときにも、再度設置工事が必要になります。
最悪の場合、壁に開けた穴が干渉してしまい同じ場所には設置できないこともあるでしょう。

まとめ

壁掛けテレビはスタイリッシュに見え、部屋全体もすっきりとするため人気が高まっている設置方法です。
地震災害多い日本においては、転倒リスクや飛んでくるリスクがないという点も大きなメリットでしょう。

一方で、配置換えが難しい、買い替え時には再度設置工事が必要など、デメリットもあります。
メリットとデメリットをしっかりと把握し、壁掛けテレビの設置を検討する場合には、壁の補強などのリフォームと合わせて実施するとよいでしょう。

 

西城靖人

西城  靖人 サイト管理者

 株式会社IRONANO工場、代表取締役社長。

 「豊かな環境づくり」をコンセプトに、リフォーム・外構工事などを請け負う。

 会社の所在地は埼玉県加須市。

 

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